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東北景況感3期ぶり改善 製造業全体押し上げ

 東北財務局は13日、東北の4〜6月期の法人企業景気予測調査をまとめた。景況感が「上昇」と答えた企業の割合から「下降」の割合を引いた景況判断指数(BSI)は前期より4.3ポイント改善し、マイナス10.5となった。改善は3期ぶり。食料品などの製造業の改善が全体を押し上げた。

 業種別のBSIは製造業が17.3ポイント改善のマイナス5.5。食料品は26.6ポイント上昇の2.8で、地元食品の生産・販売が順調だった。窯業・土石は、風力や火力の発電所建設に伴うコンクリート需要増などで33.8ポイント上昇し、マイナス13.3となった。
 非製造業は1.2ポイント悪化のマイナス12.5。運輸・郵便は利用者が増え、18.8ポイント上昇の9.7となった。建設は復興需要がピークを過ぎ、慢性的な人手不足もあって24.0ポイント低下のマイナス26.5と大幅に悪化した。情報通信は熊本地震で広告収入が減り、13.9ポイント低下のマイナス20.0となった。
 県別のBSIは表の通り。唯一プラスになった山形は、食料品や窯業・土石が好調だった。岩手、宮城は建設業に厳しい見方が広がり悪化した。
 規模別は大企業(資本金10億円以上)が4.2ポイント上昇のマイナス6.7、中堅企業(1億円以上10億円未満)が14.9ポイント上昇のマイナス4.7、中小企業(1000万円以上1億円未満)は1.0ポイント低下のマイナス14.8だった。
 7〜9月期の先行きは全産業で10.6ポイント改善の0.1を見込む。東北財務局は「2016年度上期の設備投資計画は全産業で増加見込みとなっており、次期は上向くとみる企業は多い」と説明した。
 調査時点は5月15日で、対象の839社のうち787社(93.8%)が回答した。


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2016年06月14日火曜日


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