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<高配当疑惑>報酬得ていない…私も被害者

 「しあわせ共済リンクル」の運営母体とされるコンサルティング会社(東京)の男性取締役との主なやりとりは次の通り。

 −リンクルへの関与は。
 「私はネットワークビジネスを展開しているが、リンクルの運営とは無関係だ。約30人に直接『金をつくる方法がある』とリンクルを教えたが、積極的な勧誘はしていない。ネットワーク上の紹介で約300人に広がった。私と同じような立ち位置の人は他にもいる」

 −自殺した事務局長との関係は。
 「約15年前、ネットワークを通じて知り合い、出資を始めた。最初は通帳で配当を見て『怖い』と感じた。入金が続き、途中で『これはいい話だ』と思った。事務局長を信用していた」
 「事務局長はコンサル会社の社長で、5年ほど前に『何もしなくていいから』と取締役就任を頼まれた。15年も世話になり配当ももらっていたので、理由を聞かずに引き受けた。報酬は得ていないし、側近でもない。会社とリンクルは全く別物だと認識していた」

 −出資金の管理は。
 「金は事務局長が管理していた。出資者は直接現金を振り込み、配当を得る。ねずみ講のような組織とは違う。毎月2%の配当を出す仕組みは分からない」
 「金がどこへ行ったのか知りたい。残っていないわけがない。事務局長が死んだ直後の5月9日、事務所は片付けられていた。パソコンがあったが中身は見ていない。私自身も約3億円預けている被害者だ。なぜ加害者扱いされるのか。金を預けた全員が被害者だ」
          ◇         ◇         ◇
 自称共済団体「しあわせ共済リンクル」(東京)に預けた多額の現金が回収不能になっている問題で、運営母体とされるコンサルティング会社(東京)の50代の男性取締役=福島県南相馬市=が河北新報社の取材に応じた。男性は「運営には関与しておらず、私も被害者だ」と関与を否定。全体の被害額は「50億〜60億円と聞いている」と話した。


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2016年06月14日火曜日


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