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<参院選宮城>自民/アベノミクス完遂問う

 参院選(7月10日投開票)は6月22日の公示が迫った。宮城選挙区(改選数1)は3氏が立候補を表明。公明、日本のこころ両党の推薦を受ける自民党現職と、共産、社民両党と野党共闘を組む民進党現職が激突する構図だ。県内の政党幹部に争点や戦略を聞いた。

◎自民・石川光次郎県連幹事長

 −安倍晋三首相は経済政策が争点と強調している。景気の現状をどう見るか。

 「アベノミクスは日本経済を上向かせた。国民総所得、就業者数はいずれも増加し、有効求人倍率は47都道府県で1倍を超えた。給与も3年連続で2%水準の賃上げを実現している」

 −消費税率10%への引き上げを再延期した判断は。

 「8%に引き上げた際に個人消費が低迷した。さらに2%上げると、経済全体が沈む可能性がある。個人消費の低迷を打開するために必要な決断だった」

 −アベノミクスは地方に波及していない。

 「首相も『道半ば』と表現している。地方で実感が持てるようになるには、まだ時間がかかる。政策をやめれば積み上げてきた成果が崩れる。地方が豊かさを実感できるまで完遂させるのか、途中でやめるのか。選挙戦で問うていく」

 −憲法改正が争点から隠された印象を受けるが。

 「改憲勢力も混在する第2党の民進党を含め、国会全体で議論をする必要がある。ただ、改憲反対の立場を取る共産と組んだ民進党とは、本音で話し合えない状態だ。論争にならない」

 −宮城選挙区ではいち早く野党共闘が進んだ。

 「邪道だ。政策は一致しないが『安倍政権が許せない』というだけで共闘するのは公党としての責任を放棄している。批判だけで、まともな政策を訴えられないことは問題だ」

 −公認候補の熊谷大氏は「50万票」を得票目標に掲げている。手応えは。

 「妥当なラインだ。有効投票数を100万弱と想定すれば、50万を超えなければ勝てない。個人後援会を中心に反自民の基礎票を固める桜井氏は強敵だ。自民党の組織をフル回転し、保守層を確実に固めていく」
(聞き手は報道部・大橋大介)


2016年06月15日水曜日


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