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<楽天>E番ノート/一球入魂

8回、2死一、三塁のピンチで好救援し、今季初勝利を挙げた楽天・金刃

 11日の広島戦、中継ぎ左腕金刃が史上39人目の1球での勝利投手となった。まさに一球入魂で1死を取った場面が0−1の八回2死一、三塁。右打者を外角低めへ逃げる変化球1球で中飛に仕留めた。捕手から打者の膝の高さを求められたが、「絶対に膝上にいかないように落ちる回転もかけた」。冷静な判断と技術で要求にしっかり応えた。
 9日のヤクルト戦でも1球で仕事をした。3−1の六回2死一、三塁、左打者を外角低めへ逃げる絶妙な変化球で仕留めた。この自信で感覚が研ぎ澄まされたのだろう。11日は「登板した時、打ち取る姿がイメージできていた」と予知のような感覚があった。
 この境地は打者にも通じる。「投手と対面した瞬間、安打のコースが見える時がある」。首位打者に輝いた2009年の鉄平(現東北楽天ジュニアコーチ)の言葉だ。「(渡辺)直人さん(現西武)が死球を受けた直後、自分がタイムリー」とより具体的な内容の時もあった。
 12日も勝利に貢献した金刃は「勝負を分けるのは気持ちの強さ」と強調する。勝利を強く追い求めるがゆえに、成功した時の姿が思い浮かぶのだろう。
(金野正之)


2016年06月15日水曜日


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