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<参院選岩手>首相「野党共闘は無責任」

演説後、支持者とハイタッチを交わす安倍首相=14日午後12時40分ごろ、盛岡市

 安倍晋三首相は14日、参院選(22日公示、7月10日投開票)の応援で岩手選挙区(改選数1)に入り、盛岡、北上両市を転戦した。野党共闘を批判し、自民党新人への支持を訴えた。前日には生活の党の小沢一郎代表(衆院岩手4区)が盛岡市に入り、野党統一候補の新人陣営をてこ入れしたばかり。公示まで1週間。前哨戦終盤のつばぜり合いが熱を帯びる。
 首相は正午すぎ、盛岡市中心部で演説。「日米同盟廃棄、自衛隊解散を主張する共産党と一緒にやっている。こんな無責任な人たちに未来を託せるか」と野党共闘をやり玉に挙げた。
 横には立候補を予定する元慶大ラグビー部監督の田中真一氏(49)。「(ラグビー日本代表)五郎丸歩選手より背は小さいが、ファイト魂は同じ」とエールを送った。
 首相は午後2時すぎ、小沢氏の地盤の北上市でもマイクを握った。小沢氏の過去に触れるように「民主党政権の暗い時代に逆戻りしてはいけない」と訴えた。
 その民主党政権で復興相を務めた無所属の平野達男参院議員(岩手選挙区)も駆け付けた。「小沢氏は復興最優先の時に(民主党)政権を割った。間違った岩手の政治を変えなければならない」と語った。
 激突する元小沢氏秘書で野党統一候補の木戸口英司氏(52)は14日、花巻、遠野、釜石3市を回り、街頭活動や支持者との集会をこなした。
 首相の「民共攻撃」に野党幹部は色めき立った。民進党県連の高橋元・代表代行は「アベノミクスの恩恵は全く地方に届いていない。結果を出せない首相が来ても支持は広がらない」と強調した。
 共産党県委員会の菅原則勝委員長は「他党とは何度も政策協議を重ねてきている。野党の分断を図るつもりなら、真っ向から受けて立つ」と結束を誓った。
 小沢氏は盛岡入りした13日、「岩手県民には権力におもねらない良識がある。誰が来ようが変わらない」と話した。


2016年06月15日水曜日


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