福島のニュース

<震災5年3カ月>磯の営みつなぐ

<輝き青々>養殖棚の網で初夏の日差しを浴びるアオノリ。出荷再開を待つ地道な作業が続く=5月19日

 東日本大震災で深く傷ついた福島県相馬市の松川浦が、豊かな磯の光景を取り戻しつつある。震災から5年3カ月。多種多様な命を育み、人々の暮らしを支えてきた干潟で、再生の歩みをカメラで切り取った。
 初夏の風が渡る約700ヘクタールの潟湖(せきこ)。特産のアオノリが養殖棚で青々と輝く。東京電力福島第1原発事故の影響で出荷は見合わせている。漁師の苦悩は消えない。
 震災前は潮干狩りの名所だった。アサリ漁は4月、試験的に再開された。海岸線では景観だけでなく、防潮堤の役目も果たしていた松林をよみがえらせる植樹が進む。
 地元の環境保護団体「はぜっ子倶楽部」の新妻香織代表(56)は「動植物の宝庫・松川浦の魅力を次世代に伝えたい」と願う。(写真部・川村公俊、高橋諒)


関連ページ: 福島 社会

2016年06月15日水曜日


先頭に戻る