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希少豚マンガリッツァ種 宮城・川崎を産地に

しまざき牧場の農場で飼育が始まったマンガリッツァ豚=川崎町

 豚肉を生産、販売するしまざき牧場(神奈川県厚木市)が、ハンガリー原産で同国の国宝に指定されているマンガリッツァ種の種豚を輸入し、川崎町の農場で飼育を始めた。国内では種豚の輸入例がほとんどない希少種で、全国に向けて精肉や加工品の生産を進めていく。
 マンガリッツァ豚は全身がヒツジのような巻き毛で覆われた希少種。良質な脂肪分が多く、牛肉に似た濃厚な赤身で知られる。欧州を中心に世界の高級レストランで提供されている。
 一方、生産効率は悪く、国内の飼育例は少ない。母豚が一度に産む子は7、8頭程度で一般の品種の半数ほど。肥育の期間も約8〜10カ月と一般の品種より2カ月以上長い。
 付加価値の高い豚を求めていたしまざき牧場は5月下旬、米国の養豚業者を通じ、約1000万円でマンガリッツァの種豚10頭を輸入。現在は屋内で飼育し、近く放牧する。
 夏に初めての子が生まれる予定で、出荷は来年夏からになる見込み。精肉のほか、ハムやソーセージを製造してインターネットなどで販売する。
 同社は白石、伊達両市にも農場を所有するが、最も涼しく、マンガリッツァの飼育に適した農場として川崎町を選んだ。
 嶋崎三男社長(71)は「珍しい上に肉質も高く、人気を集めるはずだ。将来的に飼育数を増やしていき、川崎町を『マンガリッツァの里』にしたい」と意気込む。


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2016年06月16日木曜日


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