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被災地のアワビ復活を 稚貝を海に放流

寄贈されたアワビの稚貝を海に放流する潜水士

 東日本大震災の被災地で海の保全活動を行う「海を守る運動推進委員会」(東京)は15日、宮城県南三陸町の県漁協志津川支所にアワビの稚貝8100個を贈った。
 支所の仮設事務所で行われた贈呈式で、委員会の市村隆紀幹事長は「5年後に大きな貝に育ち、三陸の海が豊かになってほしい」とあいさつ。北海道栽培漁業振興公社が育てた約3センチの稚貝を支所メンバーに手渡した。式終了後、潜水士が志津川湾の岩場に放した。
 支所によると、アワビの放流数は震災前の5分の1程度の2〜3万個にとどまる。津波で親貝が減少した上、ウニの食害や磯焼けが影響し、水揚げ量も減少傾向にある。
 支所の佐々木憲雄運営委員長は「支援は本当にありがたい。アワビは繊細な生き物なので、元気に育つ海の環境づくりにも取り組みたい」と話した。
 委員会は全国の漁業関係者による任意団体。アサヒ飲料(東京)と連携し、募金付き自動販売機から集まった寄付金で被災地の漁業を支援している。


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2016年06月17日金曜日


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