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<参院選夏臨戦>青森/敵地での戦い方が鍵

 参院選(7月10日投開票)は22日の公示まで1週間を切った。全て1人区となる東北の6選挙区には18人が立候補を予定。自民、公明の与党と野党共闘が全選挙区で正面からぶつかり合う。前哨戦が激しさを増す各選挙区の構図を見る。

◎東北6選挙区の構図(1)

 青森県選出の衆参議席を独占する自民党の組織力に、民進党を中心とした野党連合が挑み掛かる。自民現職の山崎力氏は青森市、民進新人の田名部匡代氏は八戸市と、それぞれ大票田を地盤とする。敵地での戦いぶりが当落の行方を左右しそうだ。

<TPPで反発も>
 4選を狙う山崎氏は、安倍晋三首相が争点に掲げるアベノミクスの県内への浸透を訴えつつ、地域活性化に向け「子育て支援充実で出生率向上を実現する」と強調する。15日には首相が青森市入りした。三村申吾知事も支援する。
 2007年参院選では旧民主党新人に3選を阻まれた。野党共闘との全面対決を前に自民県連の危機感は強い。陣営幹部は「街頭で時間を浪費するより、確実に票につながる支持者回りが基本だ」と戦略を練る。
 建設業を中心に各種業界団体の支持基盤は強固だが、環太平洋連携協定(TPP)への反発から農協組織が自主投票を決めるなど、ほころびも見られる。
 八戸市での浸透も課題だ。12日に同市であった大島理森衆院議長(青森3区)の後援会集会には小泉進次郎党農林部会長が駆け付け、陣営をもり立てた。神山久志県連幹事長は「八戸では党派に関係なく、大島氏に続く2人目の国会議員を出そうという思いがある」と激戦を見据える。

<共産 選対入らず>
 野党統一候補の田名部氏は初の全県選挙となる。活動の軸は街頭演説。「地方にはアベノミクスの光が当たっていない。自民政権で疲弊した地方を変える」と与党批判に徹する。
 地縁の薄い青森市や津軽地方に攻勢を掛けようと、党本部はてこ入れを強めている。11日には安住淳国対委員長が今別町の街頭に立ち、支援を呼び掛けた。山尾志桜里政調会長は17日に青森市などに入る予定。
 支持母体となる連合青森の内村隆志会長は「八戸だけでなく、無党派の多い青森でも圧倒しなければ勝てない」と語り、組織をフル回転させる構えだ。
 野党連携は徐々に本格化している。ただ、共産党と距離を置く連合に配慮し、社民党県連が選対本部に入る一方、共産は選対入りしていない。
 共産は推薦ではなく「支援」にとどめたが、県委員会の畑中孝之委員長は「党の古い支持層の間に共闘への抵抗感はなくなってきた。投票率が上がれば勝てる」と手応えを語る。
 幸福実現党は三国佑貴氏が立候補する。


2016年06月16日木曜日


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