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<舛添知事辞職>初動対応に誤り収拾不能

浅野史郎氏

 舛添要一東京都知事の政治資金流用疑惑に伴う辞職について、都知事選に立候補した経験がある前宮城県知事の浅野史郎氏(68)に聞いた。

 −一連の問題をどうみる。
 「政治資金の公私混同問題が発覚した時点で初動対応を間違えたため、すぐに消せるぼやを大火にしてしまった。問題発覚後の最初の記者会見で公私混同を認めて謝罪し、返金すると言えば辞職せずに済んだ。金にせこいだけでは知事の進退問題にならない」
 「言い訳と言い逃れに終始して火に油を注ぎ、『第三者による調査』でさらに油を足してしまった。都民は対応に怒り、収拾がつかなくなった。逃げない、隠さない、ごまかさないが政治家の危機管理の鉄則だ」

 −都議会の対応は。
 「選挙で選ばれた知事に対する不信任案を出すには、相応の大義名分が必要。舛添知事の対応もあって大義名分はあったとも言えるが、不信任案で辞職させるよりも百条委員会で徹底的に追及すべきだった。疑惑の真相は、知事の辞職によってうやむやになる」

 −リオデジャネイロ五輪に出席することで延命を図ろうとした。
 「なぜあれほどこだわったのか全く理解できない。国民は、舛添知事がリオに行くことが日本の恥だと思ったはずだ」
          ◇         ◇         ◇
 東京都の舛添要一知事(67)は15日、政治資金流用問題などによる都政混乱の責任を取り、都議会議長に辞職願を提出した。都議会は本会議で、全会一致で同意、21日付の辞職が決定した。知事選は7月末か8月初めの見通しで、各党は後任候補選びを本格化させた。


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2016年06月16日木曜日


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