宮城のニュース

<参院選宮城>社民/共闘で政権にストップ

社民・岸田清実県連代表

 参院選(7月10日投開票)は6月22日の公示が迫った。宮城選挙区(改選数1)は3氏が立候補を表明。公明、日本のこころ両党の推薦を受ける自民党現職と、共産、社民両党と野党共闘を組む民進党現職が激突する構図だ。県内の政党幹部に争点や戦略を聞いた。

◎社民・岸田清実県連代表

 −安倍政権に対する批判に一層力が入っている。

 「日本の平和と民主主義を危うくしている。選挙のたびに経済最優先を叫びつつ、乗り切ると集団的自衛権の解釈変更、特定秘密保護法と安全保障関連法の制定、武器輸出三原則の見直しを押し進めた。政権運営が卑劣としか言いようがない」

 −経済政策「アベノミクス」は評価できるのか。

 「失敗だ。円安で生活用品は値上がり、国民に大打撃を与えている。環太平洋連携協定(TPP)では聖域を守れず、東北の農林漁業の復興を妨げている。消費税増税よりも、法人税減税をやめて大企業にしっかり納税させるべきだ」

 −民進党現職の桜井充氏を推薦する。初の野党共闘に踏み切った理由は。

 「安倍政権がもくろむ明文改憲が実現すれば、戦後日本の歩みが根本的に覆るとの強い危機感を共有している。政権にストップを掛けることが最優先課題だ」

 −東北電力女川原発の再稼働可否も争点の一つだ。

 「再稼働には反対する。東京電力福島第1原発事故では想定外の事態が多く発生した。安全性に疑問は尽きず、実効的な避難計画の作成も望めない」

 −今回は党の存亡を懸けた一戦になる。

 「党を取り巻く環境は厳しい。国会議員の数が少なくなり、党をアピールする場が減る悪循環に陥っている。吉田忠智党首、福島瑞穂副党首の当選に向け、県内では比例で4万7000票の獲得を目標に掲げる」

 −有権者に存在価値を認めてもらう鍵は何か。

 「安保法制や憲法9条改正に反対する世論と党の方針は合致している。非正規雇用やブラック企業の問題に一貫して取り組んできたのは私たちだ。地道に訴えていくしかない」(聞き手は報道部・鈴木俊平)


2016年06月17日金曜日


先頭に戻る