岩手のニュース

<三鉄>和歌山大とJR西が津波防災学ぶ

非常はしごで車両から避難する和歌山側の訓練参加者

 東日本大震災の教訓を南海トラフ地震の鉄道防災に生かそうと、和歌山大とJR西日本和歌山支社が18日、三陸鉄道(宮古市)の津波避難訓練に参加した。震災を乗り越えた三鉄の防災対応を学ぶため、同大などが三鉄に協力を呼び掛けて実現した。
 訓練は、岩手県沖を震源とする震度6強の地震で大津波警報が発令され、運行中の三鉄の車両が緊急停止したという想定。
 和歌山側の17人は乗客として参加した。島越駅(岩手県田野畑村)近くの橋で止まった車両から、震災後に配備された非常はしごを使って降車。乗務員の誘導で県道に移動し、1次避難場所の島越トンネルまで19分ほどでたどり着いた。
 同大で鉄道防災教育に取り組む西川一弘講師は「鉄道からの避難は乗務員の力量が問われる。非常に丁寧で迅速だった」と述べ、JR和歌山支社の田中〓和副支社長は「誘導の仕方が参考になった」と語った。
 三鉄の冨手淳旅客サービス部長は「お互い参考にしながら、現実的で安全性の高い避難方法を考えたい」と話した。

[注]〓は「徳」の「心」の上に「一」


関連ページ: 岩手 社会

2016年06月19日日曜日


先頭に戻る