宮城のニュース

<参院選宮城>共闘野合vs政策毒矢と応酬

手を携え野党共闘をアピールする桜井氏=19日午後1時10分ごろ、仙台市青葉区
商店街を練り歩きながら支持を訴える熊谷氏=19日午前11時40分ごろ、仙台市青葉区

 22日公示、7月10日投開票の参院選宮城選挙区(改選数1)で、公示前最後の日曜日となった19日、再選を目指す自民党熊谷大氏(41)と4選を狙う民進党桜井充氏(60)の両現職陣営が、仙台市中心部で舌戦を繰り広げた。熊谷陣営は野党共闘を「野合」となじり、桜井陣営は安倍政権の経済政策を「毒矢」と批判。対決姿勢をむき出しにした。
 熊谷氏は午前11時すぎから約2時間にわたり、仙台市青葉区の中心商店街4カ所であった県連主催の街頭演説会に参加した。
 山本一太・元沖縄北方担当相や県選出国会議員が応援に駆け付けた。山本氏は就業者数増加や47都道府県で1倍を超えた有効求人倍率などの実績を挙げ、「野党は批判ばかりで、アベノミクスに代わる具体的な経済政策が打ち出せない」と声を張り上げた。
 伊藤信太郎県連会長は野党共闘に触れ「自衛隊廃止を訴える共産党と組む候補に議席を渡すことはできない」と力を込めた。熊谷氏は商店街を練り歩き、「政策を実行するのが与党。宮城の議席は渡さない」と力説。「アベノミクスの果実を復興や子育ての財源に回していく」と訴えた。
 桜井氏は午後1時、青葉区の勾当台公園市民広場であった安全保障関連法廃止を求める市民団体の集会に参加した。壇上で共産、社民の県議、市議らと手を携え、約300人の市民の前で結束をアピールした。
 「実質賃金も年金受給額も下がり、3本の毒矢に殺されそうだ」と、桜井氏はアベノミクスを否定。与党の「野合」批判に対し「共産と組んで何が悪いのか」とボルテージを上げた。
 「オールみやぎの会」共同代表の小野寺義象弁護士は「昨夏、安保法廃止に向け市民が動きだし、政党が呼応した。『野合』と言われる筋合いはない」と反論。SEALDs TOHOKU(シールズ東北)の東北大3年久道瑛未さん(20)は「今回の選挙は市民対与党の対決だ」と訴えた。
 宮城選挙区では幸福実現党の新人油井哲史氏(36)も立候補を表明している。


2016年06月20日月曜日


先頭に戻る