福島のニュース

「リオで恩返し」渡辺選手が双葉町民激励

壮行会で笑顔を見せる渡辺選手(右端)

 東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県双葉町の出身で、リオデジャネイロ五輪自転車男子ケイリン代表の渡辺一成選手(32)=日本競輪選手会、福島・小高工高出=の壮行会(双葉町など主催)が18日、いわき市で開かれた。
 県内外の避難先から約170人が参加。伊沢史朗町長が「避難生活が続く中、一成選手は町民に誇りと希望を与え、応援することで全国の町民が一つになれる。五輪で持てる力を発揮してほしい」と激励した。
 仮設住宅や県外で暮らす町民、町立学校の児童生徒らが「リオで花咲け」「思い切り楽しんで」などと寄せ書きした日章旗4枚が贈られ、恩師や同級生のビデオメッセージも流された。
 渡辺選手は「応援していただいている双葉町や福島県の皆さんを自分が応援できるよう、良い成績を残したい」と誓った。
 渡辺選手の五輪出場は3大会連続。第1原発から約3.5キロの帰還困難区域にある双葉町の自宅は長期避難で倒壊し、両親は神奈川県に住んでいる。
 壮行会後、渡辺選手は報道陣に「古里の皆さんに恩返ししたいとの気持ちが強い。過去2大会の経験を踏まえ、自然体でレースに臨む。悔いのない納得できる五輪にしたい」と語った。


関連ページ: 福島 社会 リオ五輪

2016年06月20日月曜日


先頭に戻る