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<東北高校サッカー>きょう男女決勝

東北―山形中央 延長後半8分、勝ち越しゴールを決めて喜ぶ東北・小山(左)
桜の聖母学院−千葉学園前半29分、桜の聖母学院・黒津(14)が右足でシュートを決め、4−0とリードを広げる

 第3日の19日、男子は宮城県利府町の宮城スタジアムで準決勝2試合が行われ、東北(宮城2)と聖和学園(宮城3)が決勝に進出した。
 女子は宮城スタジアム補助競技場で準決勝2試合があり、常盤木学園(宮城)と桜の聖母学院(福島)が決勝に進んだ。両校は全国高校総体の出場権を獲得した。
 最終日の20日は宮城スタジアムで、午前10時30分から女子決勝、午後1時10分から男子決勝が行われる。

◎東北、4度目へ自信/延長戦を制す

 ▽男子準決勝(宮スタ)
東北(宮城2)2(1−0 0−1 延 長0−0 1−0)1山形中央(山形1)
▽得点者【東】高橋諒、小山【山】岩村

 【評】東北が接戦を制した。1−1の延長後半8分、小山がドリブル突破で守りを崩し、蹴り込んだ。山形中央は後半に追い付いたものの、決定機を生かし切れず、延長は運動量が落ちたところを突かれた。

<決勝弾の小山「イメージ通りのプレー」>
 東北の小山は延長後半に勝ち越しゴールを決め、ベンチに向かって右手を突き上げた。「リラックスし、イメージ通りのプレーができた」と振り返った。
 後半28分に途中出場し、延長後半8分、疲れの見えた相手DF陣を自慢の俊敏さで切り裂いた。右サイドでこぼれ球を拾い、フェイントで1人をかわすと、「DFは縦の突破からの右足のシュートを警戒している」と察知。ドリブルで中央に持ち込み、利き足と反対の左足でシュートを放った。
 県大会はメンバー外で悔しさを味わった。「この大会でアピールしたい。自分にとっては勝負の大会」と決勝での活躍を誓った。

◎聖和学園、初優勝に挑む/大八木2得点

 ▽男子準決勝(宮スタ)
聖和学園(宮城3) 3(2−1 1−1)2 仙台育英(宮城1)
▽得点者【聖】大八木2、藤井【仙】村山2

 【評】聖和学園が逆転勝ち。0−1の前半13分、片岡のスルーパスを大八木が決めて同点。34分にも大八木が得点し、後半21分には藤井の直接FKで3点目。仙台育英は終盤に1点差としたが、反撃が遅かった。

<藤井、2戦連続で直接FK決める>
 聖和学園の藤井が2試合連続で直接FKを決め、チームの2年連続決勝進出に貢献。「全体練習後に毎日、納得がいくまでFKを蹴ってきたので自信を持っていた」と笑みを見せた。
 2−1の後半21分、ペナルティーエリア中央手前から、GKが右に寄ったのを確認し、逆側を狙った。右足で得意のカーブをかけたボールがゴール左に突き刺さり、「壁さえ越えれば、入る手応えがあった」。
 決勝の相手は、県大会準決勝で敗れた東北。「しっかり借りを返したい」と雪辱を誓った。

◎男子決勝展望/ともに勢い、実力伯仲

 男子決勝で東北と聖和学園が宮城県大会準決勝に続いて対戦する。県大会は東北が3−1で勝っているが、今大会は準々決勝までに東北が尚志(福島1)、聖和学園が青森山田(青森1)と優勝候補を破って勢いがあり、高レベルの伯仲した試合が予想される。
 東北は3試合計6得点、2失点。サイドからのクロスやドリブルで得点機をつくる。ドリブラーの小山と橋本が途中出場すれば攻撃にアクセントがつく。ヘディングが得意な高橋諒はセットプレーからの2点を含む3得点と乗っている。
 聖和学園は3試合で計5失点ながら11得点の攻撃力を誇る。全てのポジションの選手が細かいパス交換とドリブルを駆使して攻め上がる。中でも原科は速さや足元の技術に優れ、好機を演出できる。藤井の右足からのFKは精度が高い。
 6大会ぶり4度目の優勝を狙う東北の小野監督は「選手それぞれが良さを出し切ってほしい。自信を持ってタイトルに挑戦する」と語る。勝てば初優勝となる聖和学園の加見監督は「県大会で負けて悔しい思いをした。今度は自分たちのペースに巻き込みたい」と言う。

◎女子/桜の聖母学院×常盤木学園

 ▽女子準決勝(宮スタ補)
桜の聖母学院(福島) 4(4−0 0−1)1 千葉学園(青森)
▽得点者【桜】OG、小野寺、古山、黒津【千】滝沢

<桜の聖母学院、前半に主導権>
 桜の聖母学院が前半のゴールラッシュで主導権を握った。開始1分にオウンゴールで早々と先制、1年の小野寺と黒津、2年の古山が立て続けに決めて計4得点。古山は「必ずシュートで終わるのが攻撃の決まり」と胸を張る。
 2007年に創部し、10年目で初の全国大会出場を決めた。当初は初心者が多かったが、近年は福島市の同じクラブチームで経験を積んだ選手を主体に戦力が増した。八木沼主将は「決勝は集中力を切らさず戦う。インターハイでもどんどん上を目指す」。自信を付けたイレブンに、創部から指揮を執る鈴木監督は「諦めないでやってきて今がある」と感慨深げだった。

◎女子/常盤木学園2発

 ▽女子準決勝(宮スタ補)
常盤木学園(宮城) 2(0−0 2−0)0 専大北上(岩手)
▽得点者【常】鈴木日、川北

<苦しんで終盤に先制弾>
 優勝候補の常盤木学園が苦しんだ。圧倒的にボールを保持しながら終盤まで無得点。嫌な流れを鈴木日主将の先制ゴールでようやく断ち切った。
 後半21分、滝川の右クロスを右脇腹に当ててゴールネットを揺らした。「チーム全体に焦りがあったので、何も考えず押し込むことだけを考えた」と言う。
 5分後に川北が追加点を挙げたが、結局、シュート18本を放って2得点で「得点能力のなさが大きな課題」と阿部監督。2年ぶりのインターハイ出場を決めたチームは「決勝ではやるべきことをやりたい」(鈴木日主将)と攻撃の修正を図る。


2016年06月20日月曜日


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