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<東北高校陸上>関本が大会新初V

女子400メートル障害決勝 大会新記録の59秒54で優勝した秋田・大館鳳鳴の関本

 第3日は19日、青森市の県総合運動公園陸上競技場で男女9種目の決勝が行われ、女子400メートル障害は関本萌香(秋田・大館鳳鳴)が59秒54の大会新で初優勝した。男子800メートルは小野友生(宮城・東北)が1分53秒65で初制覇し、男子走り高跳びは鈴木智成(福島・郡山)が2メートル06で初の頂点に立った。
 最終日の20日は男女12種目の決勝がある。

◎女子400メートル障害で1分切る/光る対応力リズム崩さず

 東北陸上界に期待のハードラーが現れた。女子400メートル障害で2年生の関本(秋田・大館鳳鳴)が59秒54の大会新を出して初優勝。「狙った記録を出せた」と喜べば、チームメートも「すごい」と駆け寄った。
 小学4年からハードルを始め、「高いハードル技術と(400メートル57秒12の)走力を兼ね備えているのが持ち味」と宇佐美監督。決勝でもテンポの良いハードル技術を見せ、1台越えるごとに差をつけた。
 バックストレートは強い向かい風だったが、「予定より1台早く、5台目から(ハードル間を)15歩から16歩に切り替え、走りのリズムを崩さなかった」と関本。対応力の良さも1分切りの好タイムを生んだ。
 昨年までは左足だけで踏み切っていたが、今季から右足でも踏み切れるよう練習。その成果で、「ハードル間の歩数切り替えを、偶数でも奇数でもできるようになった」と言う。
 昨季の自己記録1分1秒50を今季は次々と塗り替え、ついに約2秒も縮めた。
 来年、山形県で陸上競技が開かれる南東北インターハイが最大の目標。「その前に、今年はたくさん走って経験を積みたい」と目を輝かせた。166センチ、48キロ。(野仲敏勝)

<初優勝の小野「レース巧者になれた」>
 男子800メートルは2年生の小野(宮城・東北)=写真=が初優勝。「昨年は勢いだけで走り4位に終わったが、今年はレース巧者になれた」とうれしそうだ。
 接触、転倒の危険もある800メートルで、常に2番手の位置を取り、危なげなくレースを進めた。1周目を56秒で回り、「思ったよりスロー。自分の展開」と確信。残り200メートルから得意のスパートで勝負を決めた。
 レース後は、手応え十分の内容に2度ガッツポーズ。昨年、1年生で6位入賞したインターハイに向け、「1分50秒を切って優勝したい」と勇ましかった。

<鈴木初制覇、三度目の正直>
 男子走り高跳びは本命視された高橋(岩手・盛岡南)が4位に終わり、鈴木(福島・郡山)=写真=が初優勝を果たした。3年生の鈴木は「1年の時も2年の時も東北大会は2位。三度目の正直でうれしい」と破顔した。
 高橋が2メートル00を3回失敗して脱落する波乱の展開の中で、2メートル03の試技に2人が残り、鈴木だけがクリア。自己記録を3センチ上回る2メートル06も成功させて優勝に花を添えた。
 敗れた高橋は先月の岩手県大会で2メートル13を跳んだ注目選手。「県大会の後、調子が落ちていたが、ここまでとは…。インターハイで2メートル20を跳んで優勝したい」と巻き返しを誓った。


2016年06月20日月曜日


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