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<参院選宮城>各陣営が準備に奔走 22日公示

公示に備え、ポスターの裏側に両面テープを貼るスタッフ=仙台市内(写真は一部加工しています)

 参院選は22日公示され、7月10日の投開票まで18日間の選挙戦が繰り広げられる。宮城選挙区(改選数1)で再選を目指す自民党現職の熊谷大氏(41)、4選を狙う民進党現職の桜井充氏(60)の両陣営は20日、スタッフが最終的な準備作業に奔走した。決戦ムードが高まっている。
 熊谷氏は安倍政権の経済政策「アベノミクス」の成果を前面に掲げ、東日本大震災からの復興加速や教育再生を訴える。安全保障関連法の必要性を強調し、野党の共闘姿勢を批判する。
 20日は午前6時すぎから仙台市若林区の市中央卸売市場を回り、関係者らに協力を呼び掛けた後、市内の企業を訪問。午後からは政見放送を収録した。
 夜は宮城野区であった公明党県本部の時局講演会に出席。約2000人を前に「復旧復興には安定した政治の継続が不可欠。宮城を守るため、何としても勝ち抜く」と意気込んだ。
 桜井氏は大企業優遇の経済政策を批判し、中小企業の賃金に還元する施策や非正規労働者の処遇改善を訴える。震災からの復旧復興策として、企業の販路拡大を重点政策に掲げる。
 20日は午前10時、青葉区であった企業のイベントに出席し、あいさつ。事務所にいったん戻った後、政見放送の収録に臨んだ。
 桜井氏は野党共闘を「野合」と批判する与党に対し、「安倍政権打倒の目標は共通している。最後まで野党統一候補として戦う」と断言。「どちらが国会議員にふさわしいかの戦いだ」と闘志をあらわにした。
 宮城選挙区では幸福実現党新人の油井哲史氏(36)も立候補を表明している。
<激戦の証し? 怪文書出回る>
 参院選を控え、野党共闘について「日本が危ない 民共一体化」などとからかう複数種類のビラが、県内で大量に戸別配布されている。「公示前に怪文書がまかれるのは久しぶり。大激戦の証しだ」と政党関係者間で話題を呼んでいる。
 「日本の平和と自由と民主主義を守る会」を名乗るビラは「いよいよ共産党にむしばまれる民進党」と冷やかす。「元民主党支持者の会」のビラは「付いてゆけません 共産党と手を組むなんて」と嘆く。
 ビラは18〜19日に一斉に配られたとみられる。連絡先はなく出所不明。共産党県委員会は「野党共闘に勢いがあるからだろう。焦りが見える」と冷静に受け止める。
 民進党県連幹部も「政策論争ではかなわないからと中傷に走る人たちがいるのでは」と静観の構えだ。自民党関係者は「党はビラとは無関係」と話す。


2016年06月21日火曜日


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