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<楽天>投手陣に安定感 若手野手が台頭

DeNA戦でプロ初本塁打を放ったオコエ=18日、横浜
交流戦で2勝を挙げた釜田=11日、コボスタ宮城

 東北楽天は交流戦を11勝7敗と勝ち越し、昨年に続く4位で終えた。投手陣が安定感を取り戻し、新人のオコエ瑠偉ら若手野手の奮闘もチームを勢いづけた。梨田昌孝監督は「広島戦を除いて3連戦の初戦を取れたのが大きかった。若い選手も少しずつ伸びてきている」と総括した。
 開幕カードの阪神戦は1勝2敗と負け越したが、続く中日、ヤクルト、広島との対戦は3カード連続で2勝1敗と勝ち越した。巨人にはサヨナラ負けを喫するなど1勝2敗となったが、最終戦のDeNA戦で今季初めて同一カード3連勝を飾った。18試合のうち3点差以内は14試合で、接戦に持ち込む粘り強さを見せた。
 先発陣はエース則本昂大が交流戦最多タイの3勝、釜田佳直と塩見貴洋が2勝で続いた。則本と釜田は共に登板3試合で防御率が1点台を切り、高い安定感を誇った。救援陣は福山博之とミコライオが好投。守護神松井裕樹は四球でピンチを招く場面が目立ったが、6セーブを挙げた。
 けがの嶋基宏に代わってマスクをかぶった新人の足立祐一も出場を重ねるごとに投手陣と息の合ったリードを見せた。「打席での打者の反応を見ながら配球ができるようになってきた」と古久保健二バッテリーコーチ。交流戦中のチーム防御率は3.01で、直前のリーグ戦防御率4.71と比べると大幅に改善された。
 攻撃陣は松井稼頭央、銀次が打撃不振で交流戦期間中に2軍再調整となったが、その穴をオコエと今季初昇格の3年目、内田靖人が埋めた。オコエは17試合で先発出場し、特にDeNA戦で活躍が目立ち、プロ初本塁打を記録したほか、中堅の守備でも好捕を見せるなど攻守に躍動して今季初の同一カード3連勝に貢献した。内田は4試合で適時打を放つなど勝負強かった。
 仁村徹ヘッドコーチは「控えだった選手が奮起し、チームの雰囲気が良くなった」と振り返る。交流戦前に調子を落としていた4番のウィーラーも17試合で7本塁打と主砲として存在感を示した。
 チームは交流戦前に14あった借金が10に減り、6位から5位に浮上。4位西武とのゲーム差も3に縮まった。リーグ戦再開となる24日のソフトバンク戦に向け、梨田監督は「先発は則本になるので、しっかり準備して臨みたい」と話す。(佐々木智也)


2016年06月21日火曜日


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