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<東北高校サッカー>聖和学園が初優勝

東北−聖和学園 後半12分、聖和学園・大八木(左)がシュートを決め、2−0とする

 河北新報旗争奪第58回東北高校サッカー選手権最終日は20日、宮城県利府町の宮城スタジアムで男女の決勝があり、男子は聖和学園(宮城3)が東北(宮城2)を破って初優勝を果たした。女子は常盤木学園(宮城)が桜の聖母学院(福島)を下し、2年ぶり4度目の頂点に立った。
(東北高体連、東北サッカー協会、河北新報社主催)

<藤井先制ゴール>
 ▽男子決勝
聖和学園(宮城3) 2/1−0/0 東北(宮城2)
            1−0
▽得点者【聖】藤井、大八木

 【評】聖和学園が快勝した。前半20分に藤井のミドルシュートで先制、後半12分には大八木がペナルティーエリア内の混戦から抜け出し追加点。試合を通し、ドリブルと細かいパス回しでボールを保持した。東北はカウンターで好機をつくったが、決定力を欠いた。

◎声掛け合いチーム成長

 試合終了の笛が鳴った瞬間、聖和学園の選手たちはピッチ上で抱き合い、初優勝の喜びを分かち合った。「県大会で優勝できなかった分、気分は最高」。先制ゴールを決めた藤井は晴れ晴れとした表情で語った。
 前半20分。ペナルティーエリア内の混戦から外にこぼれた球にいち早く反応したのが藤井だった。相手選手の寄せが一瞬遅れたのを見逃さず、右足でカーブをかけたシュートがゴール右上に吸い込まれた。準々決勝と準決勝で見せた直接FKと同じような得意の軌道だった。
 それまでは、組織的に壁をつくって守る東北に対し、ボールを保持しながらシュートまで持ち込めない時間が続いていただけに「流れを変えようと、ミドルシュートを意識していた」。
 チームは県大会準決勝で東北に敗れた。「コミュニケーション不足だった」(加見監督)という選手たちは、声を掛け合って気持ちを高めることで意思統一を図り、今大会に臨んだ。
 この日、2点目を挙げた大八木は「(声を掛け合うことで)自分たちでチームを盛り上げ、最後まで集中力を切らさず戦い抜けた。東北、(準決勝で)仙台育英に勝てて自信になった」と、チームの成長に手応えを感じている様子だった。(佐藤夏樹)

<東北、個人技に屈す>
 東北が聖和学園の個人技に屈した。積極的なドリブルで守備を崩されてリズムを失い2失点。県大会準決勝で3−1で勝った相手に力負けし、森主将は「あの時より予想以上にうまくなっていて焦った。気力で勝ることができなかった」と肩を落とした。
 特に悔やまれるのが前半20分に許した先制点。相手に対する寄せが甘く、ペナルティーエリアの外からシュートを決められた。「大会を通じて、強く守りにいけなかった部分」と課題を口にする。県大会に続く悔しい準優勝。冬の全国選手権出場を目標に掲げ、「守備を修正して全国で戦う」。秋の同県大会で今度こそ頂点を狙う。
 


2016年06月21日火曜日


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