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<楽天>岩出山の星・今野 実戦復帰へ奮闘

練習に汗を流す東北楽天・今野=16日、泉練習場

 プロ野球東北楽天の今野龍太投手が右膝のけがを乗り越え、2軍の実戦復帰に向け奮闘している。高校野球では無名の宮城・岩出山高から2014年にドラフト9位で入団。150キロ超の速球を武器に、東北楽天では過去に田中(ヤンキース)ら数人しかいない高卒新人での1軍登板を果たした有望株だったが、昨夏に負ったけがの影響もあり、2年目を終えて育成選手に降格していた。3年目の右腕は「まずは早く試合のマウンドに立ちたい」と再起を期す。

 右膝に違和感を覚えたのは昨夏。「痛めていた左膝をかばっていたら、知らないうちに反対の膝に負担がかかっていた」。10月に半月板の手術を受け、その後1カ月半近く松葉づえでの生活を余儀なくされた。プロ入りまでけがとはほぼ無縁だっただけに「全ては練習などに対する準備不足が招いたこと」と反省。同じ過ちを繰り返さないよう、けがで筋力が落ちた下半身の強化に努めてきた。
 15日に泉練習場(仙台市)であったイースタン・リーグの日本ハム戦。試合前の打撃練習で、右腕は打者相手に切れのあるボールを投げ込んでいた。「投球を再開したのは4月。ようやく打撃投手ができるまで回復した」と実感を込める。
 最速153キロの速球を持ち味に昨季は1軍戦2試合に登板。2軍では17試合で完投勝利を含め4勝を挙げた。杉山投手コーチは「球を指先ではじく力が強く、直球の回転数は1軍のトップ選手と遜色ない」と能力を認める。けがをする前は着実に1軍定着へのコースを歩んでおり、順調に回復すれば再度の支配下登録や1軍昇格も見えてきそうだ。
 今後はシート打撃で登板するなど徐々に実戦感覚を取り戻していく。「脚の筋力はだいぶ戻ってきた。(投球時に)上半身と下半身の動きがばらばらにならないよう気をつけたい」。岩出山の星として輝きを放つため、課題を一つ一つ克服していこうとしている。(佐々木智也)


2016年06月21日火曜日


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