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<炉心溶融誤判断>東電報告書に「検証ない」

 東京電力福島第1原発事故で、東電が約5年間、原子炉の核燃料が溶ける「炉心溶融(メルトダウン)」の判断基準を記した社内マニュアルを見過ごしていた問題で、東電は20日、原因調査を依頼した第三者検証委員会による検証結果を福島県議会の杉山純一議長に報告した。
 福島復興本社の林孝之副代表から報告書を受け取った杉山議長は、意図的な見過ごしではなかったとする検証結果に対し「検証がなされていない」と指摘。炉心溶融の判断を清水正孝社長(当時)の指示に基づき先送りした点は「事故の矮小(わいしょう)化であり、県民を欺いた」と批判した。
 検証委は16日、官邸の要請に基づき清水社長が炉心溶融の表現を使わないよう指示したとする報告書を公表した。


2016年06月21日火曜日


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