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<リオ五輪>重量挙げ三宅監督 メダルへ強気

重量挙げの女子日本代表を率いる三宅監督。奥は娘の宏実(左)と八木かなえ

 5月28日、重量挙げのリオデジャネイロ五輪日本代表に女子48キロ級の三宅宏実(いちご)ら5選手が決まった。それぞれが決意表明した直後、宏実の父で女子代表の三宅義行監督(宮城県村田町出身)が自らマイクを持って付け加えた。
 「みんな謙虚な言葉を申し上げたが、私は決してそんなことは思っていない。全員が当然8位以内、メダルも目指す。チャンスは十分にある」
 70歳とは思えない活気のある声で選手に奮起を促す。「今の子は自分の闘志を出さない。心が優しい。でも、この競技は瞬間的に(力を)爆発させるものだから」と冒頭の発言の狙いを語る。
 1968年のメキシコ五輪で銅メダルを獲得し、金メダルの兄義信氏(宮城県村田町出身)と共に大会史上初の兄弟メダリストとなった。「あの頃は勝って当たり前。負けると、ぼろくそに言われた」。重圧との戦いでもあった自身の経験から、強気で立ち向かう姿勢の大切さを強調する。
 ロンドン五輪後の2013年、女子の代表監督に就任。長女の宏実に付きっきりで指導した時と違い「1人だけでなく、チーム全体を見るのは難しい」と責任の重大さを痛感した。
 宏実から目を離すことが増え「指導不足があったかな」と振り返るが、「高い目標を持っているし、自立心もある。私がとやかく言うことではない」と4度目の五輪出場となるまな娘に信頼を寄せる。
 前回のロンドン大会で宏実が女子で初の表彰台となる銀メダルを手にした。「1回ではまぐれと言われる。(日本代表として)何とか連続で取って、メジャー競技の仲間に入りたい」。50人ほどが詰め掛けた報道陣を前に力強く宣言した。(剣持雄治)


2016年06月22日水曜日


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