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復興マッチで存在感 J1甲府・熊谷選手

仙台との復興支援マッチで仲間に指示を出す熊谷選手

 仙台育英高を卒業後、サッカーJ1甲府に入団して2年目の熊谷駿選手(19)が、18日に仙台市泉区のユアテックスタジアム仙台であった仙台とのリーグ戦の終盤に出場した。19日に石巻市総合運動公園で行われた仙台との東日本大震災復興支援マッチはフル出場して得点し、存在感をアピール。「帰ってきたぞという気持ち」と故郷の空気を胸いっぱいに吸い込んだ。
 熊谷選手は仙台市出身。小中学生時代はJ1仙台の下部組織で基本を学び、仙台育英高では1年生ながら全国高校選手権に出場した。190センチの長身を生かしたセンターバックとして鳴らしたが、甲府入団後の昨夏から練習でFWに挑戦するようになり、今季から本格的に前線でプレーする。
 5月8日、初先発した横浜Mとのリーグ戦で初得点し、求められる結果を出した。ユアスタ仙台での仙台戦では後半42分からの出場で見せ場はなかったが、「小学生の時にピッチに立った場所」でプレーし、「雰囲気を楽しめた」と振り返った。
 「何が何でも点を取って爪痕を残す」と挑んだ復興支援マッチは、右サイドからのクロスに合わせ、高い打点のヘディングシュートを豪快に決めて先制。2−1で仙台を下す立役者となった。
 仙台市大沢中2年時に震災を経験した若武者は、自らのプレーで「被災地を活気づけられればいい」と語る。今度帰仙する際は「公式戦で点を決める」。さらに成長した姿を見せる覚悟だ。


2016年06月22日水曜日


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