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<ドローン>稲の生育把握し適量追肥

鶴岡市で実証実験を行うドローン(コニカミノルタ提供)

 山形大は21日、小型無人機「ドローン」を使って稲の生育状況を把握し、無人ヘリコプターで適量の追肥を行うシステムを世界で初めて開発したと発表した。
 開発したのは、山形大農学部がコニカミノルタ(東京都)、ヤンマーヘリ&アグリ(大阪市)など4社とつくるコンソーシアム「ISSA山形」。
 ドローンには、独自に開発した赤外線カメラを搭載。上空約30メートルから水田を撮影し、1.9センチ四方の高解像度で葉の色や茎数を計測する。
 その結果を基に、各地点の窒素吸収量を算出。必要な追肥量を割り出して、無人ヘリがばらつきに対応して肥料を散布する。
 鶴岡市で昨年実施した実証実験では、約3ヘクタールの水田で「はえぬき」と「つや姫」を栽培した。均一の量の肥料をまいた場合と比較して、14〜33%程度の収益向上が確認できたという。
 今年は鶴岡市のほかに、仙台市若林区や陸前高田市など計11県で実証実験を行う予定。成果を踏まえて、実用化の時期を決める。
 藤井弘志教授は「農家減少が進み、農業の大規模化が課題となる中、人手がかからず農作業ができる効率的なシステム。次世代農業を山形から発信していきたい」と話した。


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2016年06月22日水曜日


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