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<参院選東北>復興と憲法軸に論戦

 参院選が22日公示される。「安倍1強」対「野党共闘」の幕開けを控えた21日、東北の与野党幹部は18日間の攻防に向けた決意と主張を展開した。
 連立与党を組む自公両党は、東日本大震災からの復興事業とアベノミクスの継続を前面に打ち出す。
 自民党は東北6選挙区に公認候補を立てる。福島県連の吉田栄光幹事長は「大震災、原発事故の対応にさまざまな事業を進めてきた。与党の国会議員が減れば、復興加速に向けて大きな損失だ。絶対に負けられない」と気を引き締める。
 公明党は6県で自民候補を推薦し、比例票の上積みを図る。青森県本部の伊吹信一代表は「自公政権はデフレ不況からの脱却を図るため、景気対策を着実に進めた」と実績を自賛。「安定の自公か、混乱の野党勢力か」と問い掛ける。
 野党は6県全てで統一候補を擁立。安倍政権打倒を合言葉に攻め立てる。
 民進党の郡和子宮城県連幹事長は「平和主義、立憲主義、民主主義を守るため小異を捨てて野党連携を実現した」と、野合との批判に反論。「アベノミクスの行き詰まりは明らか。強権的な安倍政権と国民の良識との戦いだ」と言い切る。
 共産党は、統一候補と比例候補の連動で躍進を狙う。秋田県委員会の米田吉正委員長は「憲法を踏み破る暴走政治にノーを下し、チェンジの意思を示す選挙だ」と位置付け、「格差と貧困が拡大するアベノミクスを止める」と意気込む。
 社民党も共闘の相乗効果に期待。比例2議席の死守を図る。山形県連の高橋啓介幹事長は「政治の暴走で平和、年金、子育て、教育、暮らしが切り捨てられている。憲法を生かした社会を実現する」と誓った。
 生活の党は、岩手で引退する現職の後継者を無所属の野党統一候補に仕立てることに成功。岩手県連の佐々木順一幹事長は「野党の総力を結集して必ず勝利する。政治を国民の手に取り戻してみせる」と語った。
 共闘と一線を画する各野党は、存在感発揮に力を入れている。
 日本のこころを大切にする党は、宮城で自民現職を推薦。中野正志選対本部長は「自民党と協調するところは連携を取る健全な保守政党だ。全力を尽くしていく」と強調する。
 新党改革は、比例で福島県出身の荒井広幸代表の3選を目指す。福島県連の川田昌成代表は「比例は福島で10万票獲得が目標。国内にある原発全ての即時撤廃を訴える」と力を込める。


2016年06月22日水曜日


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