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<リオ五輪>伊調馨、4連覇へ攻め追求

ポーランド国際の女子58キロ級決勝でキルギス選手(左)を破り、優勝した伊調

 8月のリオデジャネイロ五輪で4連覇の偉業を目指すレスリング女子58キロ級の伊調馨(ALSOK、青森県八戸市出身)が19日、ポーランドのスパラで行われたポーランド国際で優勝し、五輪前最後の実戦を終えた。テーマに掲げる「攻めの展開」で課題を残した一方、五輪開幕が迫る時期に欧州勢と真剣勝負できた経験を「全て収穫」と強調した。

 初戦の準々決勝から決勝まで3試合とも圧倒的な強さを示す内容ではなかった。1月にロシアで行われた国際大会決勝でモンゴル選手にテクニカルフォール負けし、不戦敗を除くと13年ぶりの黒星。それ以来の試合で「緊張感もあった。自分の弱さが出た」と反省する。
 特に準決勝では、アゼルバイジャン選手に序盤の鋭いタックルで先行され「あんなにきれいに決められたのは、たぶん初めて」という感覚を味わった。それでも「もっと攻めを追求したい」。目指すスタイルに迷いはない。過去3大会の五輪は「得点を与えず、1点差でも勝ちにこだわるスタイル」だった。リオでは「原点に戻って攻める楽しさ」を強く意識する。
 「日々失敗と成功の繰り返し」という。探求心旺盛な32歳の女王が満足感に浸ることはない。「やればやるほど難しくて、でもそれが面白い。リオではすべて背負い込んで自分らしいレスリングを見せたい」と意気込んだ。


2016年06月23日木曜日


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