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<参院選公示>党首級 激戦地東北へ続々

候補者の応援で街頭に立つ稲田政調会長=22日午後5時ごろ、仙台市宮城野区
街頭で応援演説後、支持者と握手を交わす枝野幹事長=22日午後2時5分ごろ、仙台市青葉区

 参院選が公示された22日、各党の党首や幹部が続々と東北に入り、支持拡大に奔走した。政治の安定と継続を主張する与党と、政権批判を強める野党の訴えが交錯。全国屈指の激戦地となっている東北を舞台に熾烈(しれつ)な攻防を展開した。
 安倍晋三首相は福島県郡山市のJR郡山駅前で、東日本大震災と福島第1原発事故からの復興について「スピード感を持ち、確実に進める」と街頭演説。訴えは経済政策が中心で、「野党は批判ばかり。民主党政権時代は雇用も減った」とこき下ろした。
 自民党の稲田朋美政調会長は仙台市宮城野区のJR仙台駅東口で聴衆に向かい、改選数が1に減った宮城選挙区を重要視する考えを表明。「かけがえのない1議席が与党でなければ復興は進まない」と強調した。
 環太平洋連携協定(TPP)への反発が根強い山形県には小泉進次郎党農林部会長が入った。大蔵村の棚田の前で「最大の課題は人口減少と農林業。嘆くのではなく、農業改革に取り組み、盛り上げる必要がある」と持論を展開した。
 青森県庁前では、党東日本大震災復興加速化本部の額賀福志郎本部長が「アベノミクスの成功は自公に任せてほしい。野党連合に国を任せ、日本を衰退させていいのか」と力説した。
 「秋田で勝つことが安倍政治の暴走を止めるシンボルになる」。民進党の枝野幸男幹事長は秋田市のJR秋田駅前で野党共闘の意義に言及し「野合と言う人もいるが、この状況を生み出したのは誰だ。大義はある」とボルテージを上げた。枝野氏は仙台市でもマイクを握った。
 生活の党の小沢一郎代表(衆院岩手4区)は岩手県二戸市中心部でマイクを握り、アベノミクスを批判。「推進すれば豊かになると言ったが、都市と農村部の格差は広がる一方だ。このままでは国民生活が危ぶまれる」と政権への攻撃を強めた。
 新党改革の荒井広幸代表は、JR郡山駅前で脱原発を強く訴え「原発再稼働に逃げ込むな。福島県民の小さな声を集めて、政府、国会、全ての政党に届ける」と拳を振り上げた。


2016年06月23日木曜日


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