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<参院選公示>18歳選挙権 届け若者の声

 新たに有権者となった東北の18歳と19歳は政治とどう向き合い、どんな政策に関心を寄せているのか。東日本大震災や東京電力福島第1原発事故を経て、1票に託す思いや選択の基準を各県で聞いた。

<子ども育てやすい社会に>
 以前から選挙に行きたいと思っていたので、投票権を得ることができてうれしい。子どもが好きで、将来は保育士になりたいこともあり、子育て政策に力を入れる政党に1票を投じたい。子どもを育てやすい社会になれば、人口減少が進む秋田県に戻ってくる人が増えるのではないか。卒業後は県内で進学、就職して、地元の活性化に貢献したい。(秋田市・石塚絵理奈さん・18歳・高校3年)

<責任感ある政治家に投票>
 若い人の意見が社会に届きやすくなり、新しい社会ができるかなと期待している。このところ政治家の不祥事が多く、責任感のある政治家に投票したい。政治家同士が相手を陥れようとしている流れが多いように感じる。もっと協力し合っていい社会をつくってほしい。そのためにも、初めての選挙ではちゃんと投票するつもりだ。(山形県米沢市・小関直斗さん・18歳・団体職員)

<18歳選挙権 必要性に疑問>
 投票には行こうと思う。高校の授業で模擬選挙を経験し、興味を抱いた。誰に投票するかは各政党や立候補者の公約を参考に決めたい。でも、18、19歳の投票の必要性には疑問もある。政治に若い人たちの意見が大事だと言われても、同世代の考えが政治に反映されている実感はほとんどない。私たちの1票にどれほど意味があるのかという思いもある。(福島市・早坂桃香さん・18歳・大学1年)

<雇用や経済政策から判断>
 地方に住んでいる身として、景気が良くなったという実感を得られる方向に政治を引っ張っていける候補者が選ばれることに期待したい。景気に左右される就職活動が心配。雇用や経済政策といった自分と関わりの深い分野の政策を訴える候補者に自然と気を引かれる。何が正しいのかをじっくり判断しながら、政策内容を基準に1票を投じたい。(青森市・境崇嗣さん・19歳・大学2年)

<保育士の待遇改善 道筋を>
 保育士を志望している。「保育園落ちた」の匿名ブログが国会で取り上げられるなど、保育問題への関心が高まる中、投票することができてうれしい。保育士の待遇改善や待機児童問題は、長い間議論されてきたのに、解決への道筋は見えない。国民の代表としてリーダーシップを発揮し、一歩踏み込んだ政策を提案できる候補者に1票を託したい。(青森県二戸市・高森寧々さん・19歳・専門学校生)

<国の財政 漠然とした不安>
 勉強に手いっぱいで、政治に目を向ける余裕はないのが本音。でも「選挙」の雰囲気を感じたいから、投票には行こうと思っている。詳しくは知らないが、国の財政には漠然とした不安がある。消費増税を先送りしたが、あてにしていた税金の分は、どうやって財源を確保するのか。各党の政策を調べた上で1票を投じたい。(仙台市太白区・塩沢龍さん・18歳・高校3年)


2016年06月23日木曜日


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