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<FSC材>「新国立」活用へ東北3町連携

連携強化に向け、宮城県産材の加工場を視察する南三陸町など3町の担当者ら=22日、登米市

 環境に配慮した森林運営を促す国際機関「森林管理協議会(FSC、本部ドイツ)」の認証を取得した宮城県南三陸町と岩手県住田町、同県岩泉町の森林所有者が、認証材の安定供給を目指し連携を始めた。22日、FSC材の認知度向上を図るための団体を設立。2020年東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場の材木としての活用を働き掛けることを申し合わせた。
 宮城県気仙沼市で同日、3町と森林組合などの関係者11人が会合を開き、新団体を「3 trees Net(スリー・ツリーズ・ネット)」と名付けた。代表に南三陸森林管理協議会の佐藤太一さん(31)が就いた。
 会合では認証を受けた樹種や面積、加工工場の生産量について情報を交換。新国立競技場に3町のFSC材を採用してもらえるよう、7月にも競技場の設計者や建設会社などにPR活動を行う方針を確認した。
 岩泉町は2003年、FSC認証を取得。認証林に価格が高い広葉樹が含まれる特長がある。住田町は04年に認証を取得し、認証林は3町で最多の1万4000ヘクタールに上る。昨年取得した南三陸町は町の新庁舎建設のため、合板生産や建築、家具製作など関連業種の企業と連携している。
 佐藤代表は「3町の関係者が強みを生かして認証の知名度を上げ、業者との連携を深めて量と質を確保し、使いやすい木材にしていきたい」と話す。東北では釜石、登米両市でもFSC取得を目指す動きがある。


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2016年06月23日木曜日


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