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<あんぽ柿>皮むきから出荷 加工施設完成

ほぼ全工程を自動で行う「あんぽ柿」の加工、出荷施設

 ふくしま未来農協(福島市)が特産の干し柿「あんぽ柿」の皮むきから出荷まで行う拠点として福島県伊達市に建設した「あんぽ工房みらい」が完成した。ほぼ全工程が自動で、東京電力福島第1原発事故で落ち込んだ生産回復への期待も担う。
 施設は鉄骨2階、延べ床面積約5200平方メートル。X線による高精度の選別技術を採用。包装時のごみ混入を防ぐクリーンルームも備え、国際的な食品衛生管理方式HACCP(ハサップ)に対応する。年間約170トンの出荷を見込む。総工費は約12億6000万円。
 現地で23日にあった披露式で、農協の菅野孝志組合長は「重量や品質の安定した商品を消費者に届け、生産拡大に努めていきたい」と話した。
 あんぽ柿は原発事故後、出荷を2年間自粛。加工は2013年度、一部地域で再開されたが、風評被害や生産者の高齢化が影響。15年の出荷量は614トン、出荷額は約8億9000万円で、いずれも10年のほぼ半分にとどまる。


2016年06月24日金曜日


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