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<全町避難>浪江に診療所建設着手 来春開業

診療所の完成予想図

 東京電力福島第1原発事故で全町避難する福島県浪江町は、町役場の本庁舎敷地内で診療所の建設を今月末に始める。来年3月を目標とする帰還開始前の開業を目指す。
 診療所は鉄骨平屋、床面積約560平方メートルで、敷地面積は約2400平方メートル。医師1人と看護師3人、事務員2人を配置し、内科を中心に初期医療を担う。診察時間は平日午前9時〜午後4時ごろを予定する。
 医師の人選を進めており、看護師と事務員は今夏に採用試験を行う。建物は来年1月末に完成する見込み。
 町によると、原発事故前に町内で複数あった医療施設は再開の見通しが立っていない。町役場内にある一時帰宅者向けの仮設診療所はけがなどの応急手当てしかできず、新たな医療機関が求められている。
 現地で14日にあった安全祈願祭で馬場有町長は「新しくできる診療所により町民の病気への不安が解消され、帰町促進につながることを期待する」と述べた。
 このほか、既存の町営診療所は山あいの帰還困難区域内にあり、仮設住宅がある二本松市に移る形で、避難者向けの医療を続けている。


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2016年06月24日金曜日


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