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<参院選東北>首相、激戦1人区てこ入れ

野党批判を強めた街頭演説後、支持者と握手を交わす安倍首相=八戸市庁舎前

 安倍晋三首相は24日、参院選(7月10日投開票)の応援で、自民党候補と野党統一候補がしのぎを削る青森、岩手両選挙区を転戦した。選挙戦3日目で東北入りは早くも2度目。報道各社の情勢調査で、東北の六つの1人区はいずれも激戦模様となっている。勝敗を左右する主戦場で、てこ入れに走った首相。安全保障法制や経済政策を巡り、野党攻撃を強めた。

<民共連携を批判>

 首相は午前11時ごろ、八戸市庁舎前でマイクを握った。開口一番、「共産党は、自衛隊は解散すべきだと訴えている。それを黙って聞く民進党代表は無責任」と語気を強めた。
 青森選挙区は民進党新人と自民党現職が、横一線で競り合う。緊迫した戦況を意識してか「青森で相手候補に1票を入れることは、自衛隊解散への一歩になることを真剣に受け止めなければならない」と訴えた。

<TPPにも配慮>

 首相は約200キロ南下して一関市へ。岩手選挙区では自民党新人が、小沢一郎生活代表(衆院岩手4区)直系の野党統一候補にやや先行されている。
 午後2時半すぎ、市中心部で演説し「野党はまとまった政策がないから批判ばかり。自公政権は最低賃金を引き上げ、雇用も増やした」。民主党政権時代に小沢氏が離党するなど混乱があったことを念頭に「民進党は政権時代に何もしなかった」と切り込んだ。
 東北で根強い環太平洋連携協定(TPP)への反発にも触れ「不安はあるだろうが、農家を守る対策を講じている。どうか信頼してほしい」と呼び掛けた。


2016年06月25日土曜日


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