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<フォトまん歩景>485系特急ラストラン

◎さよなら「国鉄色」

 どこか懐かしさを覚える列車が、山あいを縫うように駆け抜けた。国鉄時代に東北線上野−仙台間の「ひばり」などで活躍した特急車両「485系」だ。
 車体はクリーム色を基調に、えんじ色をアクセントにあしらった。「国鉄色」と呼ばれた。鮮やかさを増した初夏の緑に一段と映える。
 JR東日本では臨時列車などとして余生を送っていたが、18、19日にラストランを迎えた。花道となった路線の一つが仙山線。山形駅をたち、宮城県境の峠に差し掛かると速度を落とし、車窓の眺めもゆっくり流れた。
 昭和の高度経済成長もけん引してきた。最後の雄姿を、多くの鉄道ファンが沿線から見送った。別れを惜しむように、列車の警笛はいつもより高く響いた。
(写真部・渡辺龍)

[メモ]485系車両は約1400両が製造され、東北では1960年代から走った。82年の東北新幹線開業までは「やまびこ」(上野−盛岡間)「はつかり」(上野−青森間)などで使用。特急列車としては今年3月の北海道新幹線開業に伴い廃止された「白鳥」(新青森−函館間)が最後だった。


2016年06月27日月曜日


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