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保育所を都市公園に設置 仙台市方針

 仙台市は国家戦略特区の特例措置を活用し、青葉区中山の都市公園「中山とびのこ公園」に民設民営の保育所を設置する方針を固めた。都市公園の活用で用地確保が障壁となっている保育所整備を加速させ、子育て世帯の定住促進を図る。開所は2017年4月で、同様の保育所を設ける東京都の3区と並び全国初の取り組みとなる。
 都市公園への保育所設置は、国家戦略特区の規制緩和メニューの一つ。市街地の住環境向上などが目的の都市公園では通常、遊具やベンチなど公園本来の機能に関わる施設以外は設置が制限されるが、特区では保育所の外観や面積が条件を満たせば設置できる。
 保育所は定員90人。地元住民らが設立する社会福祉法人「中山福祉会(仮称)」が建設、運営する。法人は市の審査を経て8月に設立認可される見通し。
 法人設立後、国が特区の規制緩和内容を決める会議に諮り正式決定する。総事業費は約2億6000万円で、国と市から計約1億7000万円が補助される見込み。
 中山地区では商店街と町内会、街づくり委員会の地元3者が15年11月、保育所設置の要望書を市に提出しており、市は地域住民の理解が得られると判断した。中山福祉会と市は7月、住民らへの説明会を開く。
 全国では東京都荒川、品川、世田谷の3区で17年に設置する。市は中山に次ぎ、青葉区の西公園などでも特区を活用した保育所整備の可能性を探っている。
 市は15年、国家戦略特区第2弾の「地方創生特区」に指定された。NPO法人の設立手続きの短縮や地域限定保育士制度の導入が認められている。


2016年06月28日火曜日


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