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<参院選宮城>改憲論議 引退議員も参戦

<緊急条項を>自民支援・元県議会議長 高橋長偉氏
<9条の危機>民進支援・元参院議員 岡崎トミ子氏

 参院選(7月10日投票)宮城選挙区(改選数1)の与野党両陣営で、県政界の表舞台から退いた重鎮2氏が気炎を吐いている。憲法改正論議に思い入れが深く「国民投票で判断を」「平和が脅かされる」と集票合戦に熱が入っている。

<思い入れ深く熱入る>
 「国と地域の発展のため、政権の安定が必要だ。何としても勝利する」。県議を5期務めた元県議会議長の高橋長偉氏(75)は、自民現職熊谷大氏(41)の選対本部長としてスタッフを日々鼓舞している。
 高橋氏の地元は南三陸町。東日本大震災の発生直後、被災地支援が遅れたという教訓を踏まえ、大災害時に政府に権限を集中させる「緊急事態条項」を憲法に加えることを主張する。
 「どんな災害が起きても、超法規的な手段を取れることが早期の復興につながる。悠長に法律を逐一つくって対応するのでは遅い」と論じる。
 高橋氏は、改憲を求める保守系団体の日本会議県本部長という顔も持つ。参院選は、改憲発議に必要な3分の2議席を改憲勢力が占める勢いがあり「最後は国民投票で決まる。国民の意思に委ねるべきだ」と自信を深める。
 「憲法9条の危機よ。必ず投票してね」。元参院議員の岡崎トミ子氏(72)は旧来の支持者名簿を頼りに、民進党現職桜井充氏(60)への支援を求める電話かけに専念している。
 旧社会、旧民主の衆参両院議員として22年7カ月、憲法や平和の問題に心を砕いてきた。衆院議員1期目の1990年、湾岸戦争の戦費拠出に反対したのが本会議初質問だった。
 13年の参院選敗退で引退した後、後援会メンバーらと「岡崎トミ子と共に歩む会」を結成。憲法順守や集団的自衛権の行使反対を訴える市民活動を続ける。「安倍1強政治を崩すには野党の力だけでは難しい。市民パワーが必要」と話す。
 公示前、学生や母親グループなど市民団体と野党各党をつなぐ役割も担った。「首相が狙う改憲の本丸は9条。国民の声に耳を傾けない横暴を止める」と力がこもる。

<選挙カー日程 28日>
 熊谷大候補 石巻市−女川町−石巻市
 桜井充候補 大崎市−栗原市−登米市
 油井哲史候補 利府町−大崎市−加美町−多賀城市−塩釜市

宮城選挙区立候補者(1−3) 
熊谷  大41党青年局次長 自(無)現(1)(公・日推)
桜井  充60元財務副大臣 民 現(3)(共・社・生推)
油井 哲史36幸福実現党員 諸 新 


2016年06月28日火曜日


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