岩手のニュース

<仮設住宅>大船渡5校から撤去 7月着手

市の集約化に伴い、入居者が退去した市内の小学校の仮設住宅団地

 岩手県大船渡市は7月、市内の小中学校5校に整備した仮設住宅団地の撤去を始める。集約化計画に基づく取り組みで、入居者は今月末までにほかの仮設団地に転居する。27日の定例記者会見で明らかにした。
 市住宅公園課によると、仮設間の転居対象は4月以降計32戸で、5校に整備された計5団地の戸数の約10%に当たる。市が集約拠点に位置付ける仮設住宅団地などに順次移った。引っ越し費用は市が負担する。
 市は、災害公営住宅や防災集団移転事業の大半が完了する中、校庭の仮設住宅の撤去を最優先にした。7月に県が工事を始め、グラウンド整備をした上で、11月中に学校側に引き渡す見込み。このほか中学校2校で12月に撤去する予定。
 転居について、ある男性(72)は「東日本大震災から6年目に入り、本来の校庭を知らずに卒業する小学生も出てしまうので、早く開放してあげたい」と理解を示す。
 資金面などから再建先が決まっていない別の女性(64)は「子どもたちのためというのは分かるが、(先が見えない)引っ越しは疲れるし気持ちも乗らない」と話した。


2016年06月28日火曜日


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