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ヨシムラHD傘下入り 栄川酒造再建へ

 地域経済活性化支援機構(東京)は27日、栄川酒造(会津若松市)に対する再生支援を決めたと発表した。栄川酒造は今後、食品関連の再生支援を手掛けるヨシムラ・フード・ホールディングス(HD、東京)傘下で経営再建に取り組む。
 栄川は1869年創業。原発事故の影響などで、2015年9月期の売上高は約7億円とピーク時の1990年代前半から半減。89年に同県磐梯町に新工場を整備後も生産機能を一元化できず、資金繰りが悪化した。
 ヨシムラHDは栄川が実施する1000万円の第三者割当増資を引き受け連結子会社とし、社長ら役職員を派遣する。栄川の宮森優治社長は取締役として残る。人員は削減しない。
 栄川の社名やブランド名は残し、純米酒など高級酒の製造に特化。ヨシムラHDのグループ会社の販路を活用し、仕入れコスト削減も図る。機構は債権者に金利減免などを求める。
 吉村元久ヨシムラHD社長らと福島県庁で記者会見した栄川酒造の宮森社長は「経営環境がめまぐるしく変わる中、体質強化が必要と考えていた」と話した。
 ヨシムラHDは東証マザーズ上場。麺類製造の白石興産(白石市)、日本酒製造の桜顔酒造(盛岡市)などを子会社化している。


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2016年06月28日火曜日


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