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<参院選宮城>遊説戦略 2候補の違い鮮明

 参院選(7月10日投開票)の宮城選挙区(改選数1)で、再選を狙う自民党現職の熊谷大氏(41)と4選を期す民進党現職の桜井充氏(60)が、遊説スタイルの違いを鮮明にしている。大物弁士に張り付いて名前を売り込む「熊谷流」に対し、「桜井流」は自らの遊説日程を優先させて弁士と一定の距離を置く。
 26日夜、仙台市太白区東中田の公民館。高木毅復興相は「宮城の復興を加速させるためにも熊谷さんに残ってもらわなければ困る」と訴え、選挙カーや街頭演説で午後ずっと行動を共にした熊谷氏を持ち上げた。
 熊谷氏は続々と県内入りする大物弁士と連動し、支持を呼び掛ける。25日は安倍晋三首相と県内4カ所で街頭演説をした後、夜は安倍首相と別に市内を回った岸田文雄外相と合流した。
 公示日の22日は稲田朋美党政調会長と4カ所で演説し、周辺を離れずに練り歩いた。熊谷氏は「党本部から異例の待遇を受けている。一緒だと、やはり有権者の反応が違う」と話す。
 30日には石破茂地方創生担当相と県北地域を回る。党県連幹部は「知名度の差を組織力でカバーする作戦。与党候補を強烈にアピールする」と話す。
 一方の桜井氏は、民進党本部などの応援弁士に頼らない戦いぶりが目立つ。
 枝野幸男党幹事長が仙台市中心部2カ所での街頭演説に駆け付けた22日、桜井氏は当初の予定通り県南地域に移動し、一緒には立たなかった。28日には野党共闘を組む共産党の志位和夫委員長が仙台入りしたが、選挙カーでの県北回りを優先させた。
 23日以降、前原誠司衆院議員、山尾志桜里党政調会長、細野豪志衆院議員の3人が来仙。街頭演説や個人演説会に並んで出席したのは計5カ所のみで、いずれも短時間にとどまる。
 桜井氏は「応援はありがたいが、1人で地域を回り、自分の言葉で訴えることが重要」と流儀を力説。民進党県連幹部は「大物を連日投入する自民の攻勢に、3期18年の実績で立ち向かう」と自信を見せる。

 ◇宮城選挙区立候補者(1−3) 
熊谷 大41党青年局次長 自無現(1)(公・日推)
桜井 充60元財務副大臣 民 現(3)(共・社・生推)
油井哲史36幸福実現党員 諸 新 


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2016年06月29日水曜日


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