山形のニュース

復興工事2800万円未払い 3次下請けが提訴

 宮城県女川町の県立支援学校女川高等学園と宮城県多賀城市の鶴ケ谷地区災害公営住宅の建設工事代金が未払いだとして、3次下請けだった南陽市の建設会社・水家が29日までに、2次下請けの野崎建設(千葉県八街市)に約2800万円の支払いを求める訴えを山形地裁米沢支部に起こした。
 訴えによると、水家は2015年7月上旬、野崎建設と約1900万円で女川高等学園、900万円で鶴ケ谷災害公営住宅の工事請負契約をそれぞれ結び、同年10月まで内装工事を担当した。
 工事の進捗(しんちょく)状況に応じて毎月代金が支払われる契約だったが、一度も支払われなかった。同年11月、野崎建設に約2500万円を請求すると、赤字などを理由に支払いを拒まれたという。
 水家側は「女川高等学園は工事の約9割を終え、災害公営住宅は工事が完了した。工事の進捗状況に応じて代金を支払うべきで契約違反だ」と主張している。
 野崎建設の社長は「原告は工事の途中で引き上げており、契約通り工事を完了していない。請求額について全面的に争う」と話している。
 宮城県と多賀城市によると、元請け業者は女川高等学園が橋本店(仙台市)、災害公営住宅が鴻池組・橋本店建設工事共同企業体。
 女川高等学園の総工費は約26億円。鉄筋コンクリート3階の校舎などで女川高跡地に4月に開校した。災害公営住宅の総工費は約85億円。鉄筋コンクリート4〜8階の4棟で、東日本大震災の被災者が入居している。


2016年06月30日木曜日


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