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障害者に働く場 トイレットペーパー工場整備

裁断されたトイレットペーパーを箱詰めする利用者ら

 障害者の活躍の場を広げようと、山形県鶴岡市の社会福祉法人「月山福祉会」が今月、市内の大山工業団地に整備していたトイレットペーパー製造工場を稼働した。障害者が一部作業を担当して65メートル巻きの製品を1日数千個作り、官公庁や企業に売り込む。
 鶴岡市開発公社から購入した約3300平方メートルの敷地に、木造平屋の工場(床面積約500平方メートル)を建てた。事業費は約8000万円。静岡県の事業所から購入した中古の巻き取り機や裁断機は、1時間で1600個の製造能力がある。
 月山福祉会の資源回収事業で集めた古紙を一関市の製紙会社でロール状の原紙に加工した後、新工場で製品化する。同法人が運営する授産施設「作業所月山」の利用者10人ほどが、箱詰めや機械の操作補助に携わる。
 初年度の売り上げは約500万円を見込む。将来は年商5000万円を目指し、作業する障害者も25人まで増やす計画だ。石川一郎理事長は「下請けだけでなく、独自の事業を構築することで障害者の雇用機会や工賃の増加につなげたい」と話している。


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2016年06月30日木曜日


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