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<参院選ここに注目>待機児童必ず解決して

今野彩子(こんの・あやこ)仙台市出身。上智大卒。大手クレジットカード会社勤務後、02年に広告・印刷業のユーメディア(仙台市)入社。04年11月に取締役。同社は15年、子育て支援企業として厚生労働省の「くるみん」認定を取得した。

 参院選は10日の投開票に向けて折り返しを過ぎ、舌戦が熱を帯びてきた。経済政策、安全保障法制などに加え、暮らしに密着した争点もある。政治に何を期待するのか。東北でユニークな活動を展開する有権者に聞いた。

◎私の選択(1)ユーメディア取締役 今野彩子さん=仙台市宮城野区

 −争点は。
 女性の活躍や雇用、子育て、介護の問題に関心を持っており、女性の視点を大事にしたい。安倍政権が女性の活躍を大きくうたっているという点で、風向きが変わってきたな、とは感じている。

 −女性が活躍できる環境づくり。何が必要か。
 長時間労働を前提とした雇用の慣行を変えなければいけない。経営者の立場で考えると難しいかもしれないが、女性の立場からすると、残業がなく、必要に応じて休みを取得できる社会が普通になれば、出産や育児で仕事を離れた女性も復帰することができる。
 女性に対して、仕事か家庭かの二者択一しかない社会風潮が問題だ。仕事と子育ては、どちらも片手間ではできない。子育て中の女性を支える保育所は絶対に必要。待機児童の問題は必ず解決してほしい。

 −政治に求めることは。
 社会を変えるのは簡単ではない。女性が活躍できる社会にするには、例えば政治家や企業の役員など、社会的地位の高いポジションに、一定数の女性を入れることを法律で定めることが必要なのかもしれない。

 −与党に一言。
 決定権を持つ人の多くが高齢世代で、しかも男性ばかり。小泉進次郎衆院議員のような人もいるが、若い人や女性が圧倒的に少ない。そういった人たちの声が反映されないことが、若者や女性の政治への関心を遠ざけている要因ではないか。

 −野党に一言。
 批判ばかりしている印象が強い。集団的自衛権の問題以外では、与党と何が違うのかも分かりにくい。ただ、与党の保守的な傾向に対し、野党の女性議員が待機児童の問題を取り上げたように、社会には多様な考え、価値観があることは問題提起していってほしい。


2016年07月01日金曜日


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