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<青森市長辞意>市政混迷 参院選に影響も

 鹿内博青森市長が6月29日に突然辞意表明をした波紋が、参院選青森選挙区(改選数1)に広がっている。大接戦の選挙戦は後半戦に入り、青森市議が集票活動を本格化させる矢先の市政混迷。次期市長選に向けた対応も急がれ、県都決戦の行方は混沌(こんとん)としてきた。
 市議会は30日、市長の辞意表明を受け、急きょ各派代表者会議を開くなど慌ただしく動いた。1日には議会運営委員会、5、6日は臨時議会が予定され、議員は身動きが取れない状態になっている。
 自民党系の最大会派「自民清風会」の渋谷勲会長は「党本部から大物議員が遊説で来ているのに参加できない」と漏らした。民進党県連幹事長代行の奈良祥孝議員は「市内は勝敗を左右する重点地区なのに、支持者回りが予定の2、3割しかできていない」と焦りの色を浮かべた。
 野党共闘を組む共産党の議員は「思うように街宣活動に参加できない」、社民党議員は「市議団が出る予定の集会は県連幹部に代わってもらう」と話した。
 辞意表明に至る発端は複合商業施設「アウガ」を巡る問題だった。公明党議員は「まずはアウガ問題に全力で取り組む」と割り切る。議会内には「議会日程が見通せず、参院選どころではなくなった」という雰囲気も漂っている。
 選挙戦真っただ中の「政変」に、自民党候補の陣営は「市議が市長選への対応に追われるのは確実。参院選への影響は必ず出る」と今後の動向を注視する。対する民進党候補の陣営は「影響がどう出るかはあまり気にしない。目の前の活動を着実にやっていく」と冷静に構えた。


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2016年07月01日金曜日


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