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<平泉世界遺産祭>熊本復興後押し互いに前へ

ブース設営の打ち合わせをする馬場社長(中央)

 岩手県平泉町で2、3の両日に開かれる「平泉世界遺産祭」で、熊本地震の被災地を応援しようと、熊本県の物産ブースが登場する。現地では特産品の販売不振が深刻化しており、支援の輪を広げる。
 イベントは「平泉の文化遺産」の世界遺産登録5周年を記念して構成資産の観自在王院跡で開かれる。約30のブースで県内外の特産品を扱うほか、歌手のミニコンサートがある。
 熊本のコーナーでは、被害が甚大だった益城(ましき)町のスイカ、お茶など数十種類を販売する。天草地方の水産加工品やサツマイモを原料とした郷土料理「こっぱもち」なども紹介。熊本県のPRキャラクター「くまモン」が3日に出演する予定。
 熊本、長崎両県に製造拠点を持ち、東日本大震災後の2012年、平泉町に東北工場を設立した鋼材卸販売ババ商店(熊本県天草市)が橋渡しをした。「観光客が減り、物産が売れずに困っている」という馬場昭治社長の相談を受けた町が出店を提案。同社や天草市の商工観光関係者を主体にブースを出すことになった。
 今年、世界文化遺産登録の推薦が取り下げとなった「長崎の教会群とキリスト教関連資産」(長崎、熊本県)の構成資産を持つ天草市は職員6人が同行。悲願実現に向け、平泉町や岩手県一関市との交流促進を図る。
 馬場社長は「ありがたい機会だ。九州と東北で産物と人のやりとりを増やし、お互いの復興を前に進めたい」と話す。


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2016年07月01日金曜日


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