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<鶴岡市>中学建て替え議案撤回

 鶴岡市は30日、開会中の市議会6月定例会に提出していた中学校建て替えに伴う工事請負契約締結に関する3議案について、文部科学省の交付金決定が一部見送られたとして撤回を申し入れ、承認された。
 撤回したのは、震度6強の地震で倒壊の恐れがあると診断された鶴岡三中の校舎と体育館の建て替え工事計23億6000万円分。市は全体費用のうち2割前後に国の交付金を充てる方針で、5月に事業者と仮契約を締結し、2018年3月の完工を予定していた。
 だが、文科省の交付決定が体育館の一部に限られたため、議案の撤回を申し入れた。国が秋以降に予定する補正予算で交付金を受けられるよう働き掛け、再提出する。
 川畑仁総務部長は「文科省の予算に対し、全国から2倍の申請があり漏れてしまった。児童が利用を始める18年度の2学期には間に合わせたい」と釈明した。
 文科省は学校施設の増改築や大規模改造の補助予算として、本年度は15年度の補正分も含めて計1097億円を確保した。だが、東日本大震災復興特別会計の縮小に伴う防災関連工事の補助申請も加わり、全国から2089億円の要求があった。
 耐震化や継続事業、特別支援学校の工事が優先的に採択された結果、鶴岡三中は一部採択にとどまった。
 文科省の担当者は「次世代を担う子どもの命を守るため必要なものは措置したいが、全体として予算が不足している」と話した。


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2016年07月01日金曜日


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