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<仙台空港民営化>交流人口拡大に弾み

民営化を記念して東北の空港から集めた土産品を販売するブース=仙台空港ターミナルビル

 国管理空港として全国で初めて民営化された仙台空港は1日、ターミナルビル内で式典が開催され、祝賀ムードに包まれた。運営会社の仙台国際空港は「東北のゲートウエー」を目指してネットワーク拡充に力を入れる。東北の交流人口増加という大きな目標に向け、新生仙台空港がテークオフした。
 ターミナルビル1階で行われた記念式典には、石井啓一国交相や村井嘉浩宮城県知事ら関係者約200人が出席。くす玉を割って完全民営化のスタートを祝った。
 石井国交相は「仙台空港が東日本大震災を乗り越え、全国で初めて民間委託が実現したことは感慨深い」とあいさつ。村井知事は「山あり谷ありだったが、やっとこの日を迎えられた。東北が大空に飛び立つ記念の年になる」と喜んだ。
 仙台市青葉区のホテルで開かれた記念レセプションには、地元の経済関係者や国会議員ら約400人が出席。仙台国際空港を設立した東急電鉄の野本弘文社長は「東北には人を引きつける伝統や祭りがある。世界中の人に選ばれる空港にしたい」と語った。
 東北経済連合会の海輪誠会長は「(伸び悩んでいる)外国人観光客を伸ばさなければならない。全力で空港を支援する」と祝辞を述べ、地元経済界として支えていく姿勢を示した。
 ターミナルビルの建物には、東北6県をイメージした鳥のエンブレムと、仙台国際空港の名前が大きく掲げられた。構内では東北の他の空港で販売されているお土産品を集めた「東北おみやげ直行便」などさまざまなイベントが始まり、搭乗客の関心を集めた。
 旅行で大阪へ向かうという仙台市青葉区の主婦佐々木敬子さん(54)は「民営化後は飲食店などを充実させてもっと楽しい空港にしてほしい」と期待した。


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2016年07月02日土曜日


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