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<楽天>銀次、復調の一撃

6回東北楽天無死満塁、銀次が右翼線へ逆転3点二塁打を放つ。捕手炭谷(伊深剛撮影)

 2点を追う六回無死満塁。「則本が一生懸命投げていた。ここで打つしかない」。東北楽天の銀次は、西武先発高橋光の内角寄りの直球を振り抜く。右翼線を破る3点二塁打で、試合をひっくり返した。4位との接戦を制し、0.5ゲーム差と肉薄した。
 巧みな技が詰まった一打だった。2ボールからの3球目はファウル。「力が入り過ぎてぶれていた。ゆっくり振ることを心掛けた」と微調整。次の球を完璧なタイミングで打ち返した。
 交流戦期間中の6月中旬、打撃不振で2軍落ち。主軸を担ってきた28歳は、この苦い経験を力に変えた。リーグ戦再開から1軍復帰し、ここ3試合連続で打点をマーク。打率は2割3分8厘だが「シーズンが終わる頃には3割に乗せる」と強気な発言も戻ってきた。
 チームは五回まで毎回先頭打者を出しながら、3度の併殺などで無得点と拙攻を重ねた。それだけに梨田監督は「負けたらすごく嫌な1試合になるところだった。よく打ってくれた」と評価。その上で「打ち分ける技術があるのに、まだ打ち急いでいる。もっとどっしりしてほしい」と注文も忘れなかった。シーズンは残り半分。銀次もチームも、どこまで巻き返せるか。(佐藤理史)


2016年07月02日土曜日


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