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<高校野球宮城>自ら考えレベル向上

選手たちに走塁を指導する大越監督(中央)=栗原市の岩ケ崎高グラウンド

 第98回全国高校野球選手権宮城大会は9日に開幕し、72チームが甲子園出場を懸けて熱戦を繰り広げる。若手監督の下で成長著しい岩ケ崎、打撃に自信を持つ東北学院榴ケ岡、投手を軸に飛躍を期す白石の3校に注目した。(スポーツ部・佐藤将史、及川智子)

◎夏に燃える(上)岩ケ崎

 部員20人の岩ケ崎は就任3年目の26歳、大越春輝監督が指揮を執る。昨夏は49年ぶりの8強入り。今春の県大会は初戦で敗退したが、自主的な「考える野球」でレベルアップを図り、昨夏を上回る成績を目指す。
 グラウンドでシート打撃を行った後の午後5時半ごろ。選手たちが集まり、前日の練習試合で千厩(岩手)に3−4で敗れた理由について、監督を交えずにミーティングを始めた。
 それぞれが敗因を言い合う。「失策が続いた」「好機で得点できなかった」「2死二塁からの安打で走者のスタートが遅れた」
 菅原滉大主将(3年)を中心に、出した結論は「走塁ミスが響いた」。それを踏まえて練習を再開し、1死一、三塁と2死二塁の場面を想定した打撃や走塁の実戦練習を行った。
 大越監督は、走者を塁に置いてのノックをしようと考えていた。それでも「自分たちで考えないと、何が悪かったのか分からないまま、漠然とやらされる練習になってしまう」と、選手たちが考えた練習メニューを優先した。
 1年生の時から大越監督の指導を受けてきた菅原滉主将は「年齢が近く、親しみやすい。打撃と走塁を重視し、自分たちのやりたい野球をしっかり指導してくれる」と厚い信頼を寄せる。
 大越監督は「厳しい指導にも付いてきてくれた。夏の大会の重圧に負けず、悔いの残らないよう自分たちの野球を貫き、良い結果を残したい」と力を込める。


2016年07月03日日曜日


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