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<ベガルタ>仙台ちぐはぐ 意思統一図れず

仙台―川崎 前半17分、川崎・大塚(27)に先制ゴールを決められる。中央は仙台GKの六反、右は仙台・富田(山本武志撮影)

 川崎は試合開始の笛と同時に攻め立てた。得意のボール回しを駆使し、じわりじわりとゴールへ照準を合わせてきた。仙台の動きは、それをお膳立てするかのようだった。「立ち上がりの前線からの圧力が仙台の強みなのに、なぜ腰を引いてしまったのか」。渡辺監督は首をかしげた。
 第1ステージ終盤に盛り返した要因は、球を奪われても足を止めず、一枚岩となってゴールに突き進む姿勢だった。だが、今回は全く示せなかった。ある選手が後方へボールを送ると、近くにいた選手が不満を示すように天を仰ぐ。後半にようやく攻勢に転じたが、終始、ちぐはぐな印象をぬぐえなかった。
 前線の司令塔、梁勇基は「川崎の位置取りのうまさを意識し過ぎて、最初から引いてしまった」と指摘。守備の要、渡部は「選手によって攻撃に出たり、中盤を固めようとしたりした。意思統一が図れなかった」とうつむいた。
 3失点、無得点は共に第1ステージ最終戦に続く2試合連続だ。強敵のG大阪、浦和との連戦を控え、下を向いている時間はない。梁勇基は「相手を怖がっていては、得点は生まれない。チームがやろうとしているプレーを貫く」と力を込めた。(狭間優作)


2016年07月03日日曜日


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