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「鉄のまち」発信強化 旧鉱山事務所再公開

再現された鉱山最盛期の事務所。見学者は椅子に座れる

 東日本大震災で一部損壊し、休館した釜石市の国登録有形文化財「旧釜石鉱山事務所」が、耐震改修を終えて公開を再開した。周辺は盛岡藩士大島高任(1826〜1901年)が洋式高炉による連続出銑(しゅっせん)に日本で初めて成功した場所。8日に世界文化遺産への登録1周年を迎える橋野鉄鉱山と共に「鉄のまち」の歴史を発信する。
 旧事務所は1951年の建設。所有する日鉄鉱業が市に寄贈した。寄託を含む所蔵資料2786点のうち710点を展示する。
 1階は最盛期の50年代の事務所を再現。当時の電気卓上計算機やタイプライター、事務用品が並び、見学者は自由に触れることができる。
 2階では採掘道具や鉱石のほか、付属病院の器具や労働者の子どもが通った釜石鉱山学園の校章など多彩な資料で鉱山での仕事や暮らしを紹介する。解説パネルも2倍の約40枚に増やした。
 開館は午前9時半〜午後4時半。火、水曜定休。12月9日〜3月31日は休館。入館料は大人300円、小中学生100円。31日まで無料。


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2016年07月03日日曜日


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