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<中間貯蔵>教育施設から搬入開始

中学校敷地に置かれた汚染土壌を重機でトラックに積み込んだ

 東京電力福島第1原発事故で発生した除染廃棄物の中間貯蔵施設(福島県大熊町、双葉町)を巡り、環境省は2日、県内の学校など教育施設に保管されている汚染土壌を大熊町の町有地に運ぶ作業を始めた。

 専用袋に詰められ、いわき市赤井中の敷地に置かれていた廃棄物約30立方メートルを10トントラック5台で搬出。大熊町が一時保管場として無償で貸し出した健康増進施設「ふれあいパークおおくま」の駐車場に運んだ。
 9日に須賀川市の「認定こども園オリーブの木」、今月中旬に郡山市の根木屋小旧校舎跡地に保管している同市西田中の廃棄物を運ぶ予定。その後は未定で、各市町村や学校と調整し、土曜や夏休みを利用して運ぶ。
 環境省によると、県内の教育施設には校庭などに埋められた分を含め推計約30万立方メートルの除染廃棄物が保管され、そのうち、大熊町有地に搬入するのは約1万立方メートルにとどまる。
 作業に立ち会った井上信治環境副大臣は「地上に平積みになった廃棄物を最優先に、夏休み中にできるだけ多く運びたい」と述べた。学校や幼稚園約200カ所に汚染土壌3万5000立方メートルが保管されているいわき市の清水敏男市長は「一日も早い搬出を期待している」と話した。


2016年07月03日日曜日


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